Sophie Yu Brenda Goh

[北京 8日 ロイター] - 先祖を供養する中国の伝統的な祭日「清明節」に伴う3連休(今年は4─6日)で、国内1人当たりの旅行支出額が435元(60.14ドル)となり、新型コロナウイルス流行前となる5年前の連休中に記録された額を約1.1%上回ったことが国金証券の調査で分かった。

同証券は7日付のリサーチノートで「1人当たりの支出の回復は予想より良い」と指摘。2024年の新年休暇と2月の春節(旧正月)の平均旅行支出額はそれぞれ19年水準の96.5%と90.5%にとどまっていたという。

上海を拠点とする「チャイナ・マーケット・リサーチ・グループ」のマネジングディレクター、ベン・キャベンダー氏は「ホワイトカラーの間では市場の状況が改善しているとの見方が小幅ながらも広がっており、それが消費意欲の高まりにつながっているようだ」と述べた。