米大統領、国境閉鎖の独自権限「検討中」 移民問題対応で
バイデン米大統領は4月9日に放送されたインタビューで、移民流入を防ぐためメキシコ国境の閉鎖が必要となった場合、大統領が独自の権限で閉鎖することが可能かどうか検討していると述べた。写真はメキシコ側から米国との国境を越えようとする人々。3日、テキサス州エルパソで撮影(2024年 ロイター/Adrees Latif)
(ロイター)
米国のスペイン語放送局ユニビジョンとのインタビューで、大統領に国境閉鎖権限を付与する超党派法案が共和党の反対で行き詰まったことから、独自に閉鎖を試みるよう求められているとし、「(政権は)私にその権限があるかどうか検討中だ」と述べた。ただ、法制化なしに権限があるという「保証はない」とした。
移民問題は今年の大統領選で主要な争点になっている。11月の本選で対決する見通しのトランプ前大統領は、バイデン氏の対応を失策と批判している。