[北京 10日 ロイター] - 中国国務院台湾事務弁公室は10日、米英豪による安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」の潜水艦プロジェクトと台湾を結び付けるキャンベル米国務副長官の発言は危険だと批判した。

キャンベル氏は3日、同プロジェクトが台湾に対する中国のいかなる動きも抑止するのに役立つ可能性があると示唆した。

台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は記者会見での質問に「彼の発言は非常に危険だ」と述べ、AUKUSは軍事協力を通じて地域の軍事的対立をあおるものと指摘。

「関連する軍事協力で台湾問題に介入しようとするいかなる試みも中国の内政干渉で、一つの中国の原則に違反し、台湾海峡の平和と安定を脅かす。われわれは断固として反対する」と述べた。