Guy Faulconbridge

[モスクワ 7日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領(71)は7日の就任式で、西側諸国と対話の用意があるとする一方、ウクライナとの戦争で勝利するとも強調した。

プーチン氏は宣誓後に「西側との対話を拒否するつもりはない」と述べるとともに、安全保障と戦略的安定に関する話し合いの用意はあるが、米国とその同盟国が「傲慢」でない場合に限るとくぎを刺した。

ウクライナでの勝利を約束し、全てのロシア人には「千年の歴史と先祖に答える責任がある」と強調した。

ロシアの情報機関である対外情報庁(SVR)のセルゲイ・ナルイシキン長官はロイターに、プーチン氏の演説は西側諸国に対して対話を始めるよう呼びかけたものだと指摘。

「一方から見れば、これは西側に対する対等な協力への招待であり、もう一方から見れば、ロシアは自国の発展と安全を確保するという確固たる信念を示している」とした。