[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は16日、スズのメッキをした中国製圧延鋼材に対する反ダンピング(不当廉売)調査を開始したと発表した。

欧州鉄鋼協会の申し立てを受けて実施する。調査は最長1年2カ月に及び、7─8カ月で暫定的に関税を課す可能性がある。

フローリング材輸入についても調査を開始した。

EUは中国製電気自動車(EV)に対する補助金調査など中国の輸出品や中国企業の欧州事業を巡り調査に乗り出している。

在EUの中国商工会議所は調査結果が中国の産業と将来の輸出に及ぼす影響を懸念していると述べた。