ハリコフ攻撃、緩衝地帯の設定が目的 制圧計画せずとプーチン氏
ロシアのプーチン大統領は17日、ウクライナ北東部ハリコフの制圧は現段階の計画には含まれていないと述べた。ハリコフ周辺で活動しているロシア軍は自衛のための「緩衝地帯」を設定しているとした。ハリコフ州で16日撮影(2024年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
(ロイター)
中国を訪問中のプーチン氏は記者会見で、ロシア軍がハリコフ州に侵攻したのは、ウクライナがベルゴロドなどロシア国境地帯に砲撃を加えたことへの対応だと説明した。
「ハリコフ方面で起きていることについてもウクライナに責任がある。ウクライナ軍はベルゴロドを含む国境地域の住宅地を砲撃しているからだ」と述べた。
「民間人が亡くなっているのは明らかだ。ウクライナ軍は市の中心部や住宅地を直接攻撃している」とし、「(攻撃が)続くなら安全地帯や緩衝地帯を設けざるを得なくなると述べてきた。これが現在行われていることだ」と語った。
全ての軍事作戦が計画通りに進んでいると述べた。
ハリコフを制圧する計画があるかとの質問に対し、「ハリコフに関しては現時点ではそうした計画はない」と言明した。