[ソウル １日 ロイター] - 韓国産業通商資源省が１日発表した４月の貿易統計によると、輸出は前年同月比１３．８％増の５６２億６０００万ドルと、７カ月連続で増加した。旺盛な半導体需要が引き続き追い風となった。また、自動車輸出と米国向け輸出が金額ベースでそれぞれ過去最高を記録した。

伸び率は市場予想の１３．７％をやや上回った。３月の３．１％から大幅に拡大した。

崔相穆企画財政相は、景気回復が続いていることを裏付ける内容との認識を示した。

半導体輸出は５６．１％増と、６カ月連続のプラス。ＩＴ（情報技術）製品も増加した。自動車は１０．３％増の６７億９０００万ドルで、月間輸出額として過去最高となった。

輸出先別では、米国が２４．３％増の１１４億ドルと過去最高に達した。増加は９カ月連続。中国向けは９．９％増で、前月の０．４％増から大きく加速した。

一方、輸入は５．４％増の５４７億３０００万ドル。プラスは２０２３年２月以来。３月は１２．３％減、エコノミスト予想は６．２％増だった。

この結果、貿易黒字額は１５億３０００万ドルと、３月の４２億９０００万ドルから縮小した。