総務省・労働力調査(詳細集計)の2023年平均結果で、「転職等希望者数」が前年比39万人増え、初めて1000万人を超えた。集計を開始した13年から10年が経過し、当時の806万人から1007万人まで増えている。男女別では、男性が同14万人増の511万人、女性が同25万人増の496万人となっている。

 一方、実際に昨年転職を経験した者(就業者のうち前職がある者で、過去1年間に離職を経験した者)は、同25万人増の328万人だった。コロナ禍にあった21年(290万人)を底に回復傾向にあるものの、過去10年で最高だった19年の水準(353万人)までは戻っていない。