天満屋岡山店で開催中の石村嘉成展の来場者が、きょう(8日)1万5千人に達しました。平日にも関わらず、今日も会場には多くのギャラリーが詰めかけていました。

その石村さんと出会ったことで生き方が変わった、という小学生が岡山市にいます。出会いは3年前の夏。RSKが取材中の出来事でした。

(フクロテナガザルの鳴き声)

RSK

(石村嘉成さん)
「いやあ、ちょっと騒がしいですねえ。ああ、ごめんなさい。すみません」
動物のスケッチに来た石村さんに興味津々の女の子がいます。

モデルは、池田動物園の人気者アミメキリンのサンタロウでした。

(石村嘉成さん)
「バッチリでしたこれ。百点!女の子にこれを見せたかったんですけど、いいですか?」

RSK

(当時の優衣さん)
「上手です。石村さんありがとうございます」
(記者)「その時の嘉成さんはどんな人に見えた?」
(山縣優衣さん)「かっこいい目をしていた」

すぐに、ネットや本を購入して石村さんの活動と生い立ちを調べました。小学5年生のときに母親を亡くしたこと。努力を重ね、画家として成功をおさめたこと。。。

優衣さんは、石村さんの個展に足を運ぶようになりました。引っ込み思案が少し気がかりだった優衣さんが、何事にもチャレンジする活発な子に変わっていったと母親の初美さんは話します。

(母・初美さん)
「嘉成さんが辛かった5年生の時を、娘にもしっかり生き抜いて欲しいと嘉成さんに会いに行っています」

RSK

(優衣さんが石村さんへの思いをつづった新聞投稿投稿)
「私は画家の石村嘉成さんの生き方から、チャレンジを続けると夢や目標に近づくと感じ取りました。これからも石村さんを応援し強い心と体で将来を夢見て学びます」

(宝物、それは石村さんにかけてもらった言葉)
(石村さん)
「どお、少しは分かってもらえた?あと、足も百点ぐらいかなと思った通り」

(優衣さん)
「『誰だろう』と思っている私の目を見て話しかけてくれた言葉は心の引き出しに大切にしまっています。」