JR鳥栖駅前に掲示されている鳥栖市制70周年をPRする横断幕=鳥栖市

 今年4月に市制施行70周年を迎えた鳥栖市は、記念事業の計画を発表した。「ななまる・はなまる・つなぐ鳥栖」をテーマに来年3月にかけて約40のイベントを計画している。6月2日に開催するメインの記念式典には、同市出身の俳優・木下晴香さんとお笑い芸人のオラキオさんをゲストに迎え、高校生とふるさとについて語り合う。

 同市は1954年4月に鳥栖町、田代町、基里村、麓村、旭村の2町3村が合併して発足した。

 記念事業は、夏の鳥栖山笠、まつり鳥栖、秋の市民文化祭、長崎街道まつり、冬のハートライトフェスタなど恒例の祭り・イベントのほか、サガン鳥栖、久光スプリングスのホームゲームとタイアップする。

 5月3〜5日は「高校野球ななまる交流試合」と題して市内3校と日章学園(宮崎)、文徳(熊本)、宜野湾(沖縄)など九州・沖縄の強豪校が鳥栖市民球場で交流試合を行う。夏にはパスタワールドチャンピオンシップ2019で優勝した鳥栖出身の弓削啓太シェフを招いた食のイベントや、現代サーカス「線香花火」も開催を予定している。

 市制70周年をPRしようと、JR鳥栖駅前には長さ6メートルの横断幕が設置されている。市総合政策課は「市民をはじめ市外の方も楽しめる内容で、市制70周年を皆さんに知ってもらい、一緒に祝ってもらえれば」と話す。(鳥栖支社・樋渡光憲)