デッキブラシで広場を清掃する九電工の新入社員=基山町総合体育館周辺

 地域貢献活動の一環として、九電工(本社・福岡市)の新入社員約330人が9日、研修施設がある基山町や近隣の鳥栖市で清掃ボランティア活動に汗を流した。

 4グループに分かれ、鳥栖市弥生が丘の歩道やウオーキングコースで草むしりを行ったほか、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会で卓球会場となる基山町総合体育館では、入口前の広場をデッキブラシできれいに磨き上げた。

 新入社員は同町の研修施設「九電工アカデミー」で約5カ月間、技術や知識、社会人としてのマナーなどを学ぶ。本城尚哲さん(22)=福岡市=は「地域への感謝の気持ちを持って清掃した。利用者が快適に施設を使えるよう、電気設備に関する技術をしっかり身に付けたい」と話した。清掃活動は昨年に続いて2回目。(井手一希)