全国大会や国際大会で3位以上に入った中学、高校の選手たち=佐賀県庁

 中学・高校スポーツの全国大会などで上位入賞した県勢選手114人が19日、佐賀県庁を訪れ、山口祥義知事に成績を報告した。今回から報告会の名称を「SAGA部活上位入賞者」に変更し、部活動だけでなくクラブチームの活躍も幅広く共有した。

 昨年10月から今年3月までにあった全国大会や国際大会で3位以上に入った中学・高校の15団体、31個人が出席した。

 高校では、全国高校選抜で優勝した新体操男子団体の神埼清明高やレスリング男子団体の鳥栖工高やスポーツクライミングの多久高など。中学では国際大会で優勝した水泳の野中龍生選手(金泉中3年)や、自転車のBMXで藤井斗芭(とは)選手(諸富中3年)らが結果を伝えた。

 4連覇の偉業を達成した神埼清明高新体操部の中田光乃介主将は「持てる力を出して優勝できた。これからある全国総体と国スポで3冠を目指します」と力強く誓い、「またこの場で報告できるように頑張りたい」と語った。

 山口知事は「競技をやるからには王者を目指すのがスポーツの宿命。強い気持ちを持ち、1年を悔いなく過ごしていってほしい」とエールを送った。(鶴澤弘樹)