青い扉を開け、ごみを投入するプラットホーム

 鳥栖市(とすし)、神埼(かんざき)市、みやき町、吉野ヶ里(よしのがり)町、上峰町(かみみねちょう)の15万6000人から出るごみを焼却(しょうきゃく)する新しい施設(しせつ)「佐賀東部クリーンエコランド」(鳥栖市真木町)が4月に運転開始しました。施設内には見学コースがあり、大きなクレーンでごみを焼却炉(しょうきゃくろ)に入れるようすを見たり、環境(かんきょう)について学んだりすることができます。

 24時間休まず動き、一日に172トンを燃(も)やすことができます。850度以上の高温で燃焼(ねんしょう)し、排(はい)ガス中の有害物質(ぶっしつ)は取(と)り除(のぞ)き、灰(はい)はセメント材料などにすべて資源(しげん)化する最新型の設備(せつび)です。
 ごみを燃やす熱エネルギーで発電を行い、施設で使う電気をまかなうほか、売電をします。
 見学エリアは午前9時から午後6時まで自由に見ることができ、1階で見学キットを貸(か)し出(だ)します。遊具付きの芝生(しばふ)広場も自由に使えます。ガイド付き団体(だんたい)見学の方法は施設のウェブサイトで紹介(しょうかい)しています。(樋渡光憲)