朝から多くの買い物客が訪れた「佐賀・長崎大物産展」=佐賀市の佐賀玉屋

 佐賀、長崎のグルメや工芸品が一堂に会する「佐賀・長崎大物産展」が15日、佐賀市の佐賀玉屋で始まった。本館の催事場では最後の物産展となる。朝から多くの買い物客でにぎわった。20日まで。

 43店が出展し、佐賀からはウナギのかば焼きや佐賀牛ステーキ弁当、ハム、鍋島緞通(だんつう)、包丁など、長崎からはサバすし、角煮まんじゅう、鯨カツ、アジフライ、真珠、べっ甲などが並ぶ。五島うどんのイートインコーナーも設けている。

 建て替えを計画している本館では、8月まで中元のギフトセンターの開設やクリアランスセールなどを行い、南館への引っ越し作業に入る予定。9月の物産展からは南館で開くという。

 何年も物産展に足を運んでいるという堀邦子さん(90)=佐賀市=は「見慣れた風景も最後ね。また、引っ越した場所での物産展にも足を運びたいですね」と名残惜しそうに辺りを見回した。(福本真理)