大同生命保険佐賀支社長に着任した高橋進一氏

 中小企業の保険に特化する大同生命保険。佐賀支社長に着任した高橋進一氏(49)は、保険に、災害時の従業員の安否確認サービスなども加えて提供したいといい、「企業向けのサービスを進めていることを浸透させ、佐賀から全国へ発信したい」と意気込む。

 佐賀は、法人会の会員が同社の保険に加入している割合が全国でも高く「活動を継続し、より加入率を高めていきたい」と語る。一方で、保険と一体となったサービスの提案も必要と考え、経営者同士が情報交換できるポータルサイトのほか、地震時などに従業員の安否確認ができるシステムも企業に案内している。

 同社は、今秋に佐賀県で開かれる全国障害者スポーツ大会に1億円の特別協賛をし、本番では佐賀支社をはじめ近隣支社を含めた300人のボランティアを予定している。「選手が諦めずに真剣に取り組む姿が感動を与えてくれる。しっかり応援していきたい」

 前任は愛知県の三河支社長。歴史好きで佐賀の各地を見て回りたいといい「アームストロング砲を製造した技術力など佐賀はもっとクローズアップされていいと思う」。地域に根付く小さな祭りなども見に行きたいと考えている。群馬県生まれ。(北島郁男)