赤松教室と本庄教室の生徒による合同ステージ=佐賀市の佐嘉神社記念館

 結成20周年を迎えた文化箏(ごと)グループ「琴の音(ね)会」のコンサートが19日、佐賀市の佐嘉神社記念館で開かれた。会主の浅山美由紀さん(63)と佐賀市内の六つの教室で学ぶ生徒が、情感に満ちた優雅な音色を響かせた。

 四つのグループに分かれた出演者がステージごとに異なる衣装で登場し、童謡や民謡、歌謡曲、アニメのテーマ曲など14曲を披露した。約220人が来場し、曲に合わせて手拍子をしたり、歌を口ずさんだりする姿も見られた。

 文化箏の体験コーナーも設けられ、会員が楽譜の見方や弦の弾き方などを説明しながら童謡「さくら」を手ほどきした。浅山さんは「文化箏は何歳からでも始められる。病院や福祉施設などでボランティア演奏もしているので、一緒に社会貢献活動をしてくれる仲間を増やしていきたい」と話した。(伊東貴子)