現職の市長逮捕・起訴という市民にとっては衝撃的な事件。市民からは厳しい意見が出ています。

2002年に旧千代田町長に初当選した内川被告。その後、県議会議員を経て2年前の2022年神埼市長に初当選します。

【神埼市 内川修治市長】
「長い年月がかかっているので、1年でも早く水没地域の人も含めてみなさんが安心できるような環境作りをしないといけない」

市長就任後は、長年の懸案事項だった城原川ダムの建設など市政に取り組んでいましたが・・。

【木村記者】
「神埼市役所です、今佐賀県警の捜査員が家宅捜索のため市役所の方へ入っていきます」

市のふるさと納税業務を受託した会社の役員とともに、官製談合防止法違反などの罪で逮捕・起訴されていました。

【平方利郎副市長】
「市政をけん引する市長が逮捕されたことに対する社会的責任は非常に重く、行政に対する信頼を大きく損ねてしまいました。心からお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」

現職市長の逮捕で衝撃が走った市議会。
内川被告からは辞職届が出されましたが、その理由は「「一身上の都合」。田原議長代読「関係各位に対し大変なご迷惑をおかけしました。誠に申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げます」謝罪も議長の代読でした。
20日の裁判を前に神埼市民からは厳しい意見が出ていました。

【神埼市民】
「平等じゃないというか、最初から決まっていたことだったというか、ほかに希望者もおられるなかああいうことになって不平等だなと思いました。ほんとうに神埼をよくしようと思って市長に立たれたと思いますし、なぜそういう風に不平等なことがおこってしまったのかそういうところが(裁判で)知りたいと思います」
「女にだまされるようじゃ芯がないのかなと思う。行政にたいしての考え方があまい。市民はいつも見ているという意識にかけている。(市長に)立つときにきちんとしたコメントされていますよね。それに対しての責任をとってほしい」