華やかな大輪で観賞用として人気を集めるシャクヤクの出荷が、中国地方最大の産地・高梁市でピークを迎えた。JA晴れの国岡山びほく花木生産部会などは17、18日、PRイベント「芍薬(しゃくやく)フェア」をJA直売所・高梁グリーンセンター(同市津川町今津)で開く。

 JAによると、中井、松原、宇治町地区などの約40戸が、濃いピンク色の「華燭(かしょく)の典」、白い「ラテンドレス」といった13品種を計約1・5ヘクタールで栽培。今季は温暖な気候の影響で例年より1週間ほど早い4月下旬に収穫が始まった。今月下旬まで続く予定で、岡山県内や関西方面の市場に4万本の出荷を見込む。

 フェアは各日午前9時〜午後4時。共進会の優秀作品を展示するほか、切り花の販売や栽培相談会がある。問い合わせはJA高梁営農経済センター(0866―22―8811)。

 センターは「見応え十分で贈り物にもぴったり。花を通して明るい気分になってほしい」と呼びかけている。