いわゆる「袴田事件」のやり直し裁判が、4月17日昼前から静岡地方裁判所で開かれ、犯行着衣とされる衣類に付いた血痕のDNA型が争点となっています。

<袴田巖さんの姉ひで子さん>
「裁判はこれで、あと3回ですが、いつもと変わりない。(結審の)5月22日まで頑張っていけるようにと思っております」

1966年、静岡県の旧清水市で一家4人を殺害したとして死刑判決が確定した袴田巖さんをめぐっては裁判のやり直しが認められ、2023年10月から静岡地裁で公判が続いています。

13回目となる17日は、犯行着衣とされる「5点の衣類」に付着した血痕のDNA型が争点となっています。

弁護側は「5点の衣類」に付着していたDNA型は鑑定の結果に基づき、袴田さんのものとは一致しないと主張する方針です。

午後、検察側の主張が行われる予定です。