県内小学校の通学路で交通安全対策が必要とされた箇所の86・4%で対策が完了したことが16日までに、文部科学省などのまとめで分かった。2023年12月末時点で、抜本的な対策が講じられていない危険箇所は県内で残り179カ所。ただ完了した割合は全国平均(91・2%)を下回っており、県によると、対策のための用地取得に時間を要することなどが背景にあるという。県などは、注意を促す看板の設置など暫定措置を取りながら、安全確保を進めている。