撮影協力/株式会社SEGA、株式会社GENDA GiGO 秋葉原3号館 Retro G
撮影協力/株式会社SEGA、株式会社GENDA GiGO 秋葉原3号館 Retro G

さまざまなメディアで話題を振りまくひろゆき氏は、歴戦のゲーマー(特にシミュレーションゲーム好き)でもある。そんな彼が、これまでの人生で出会ってきたゲームや今のゲーム業界について、じっくり語る連載コラムだ。

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■とにかく歩き回っていた

「ひろゆきさんが本気で遊んだゲームは?」という質問をされることがありますけど。ゲームに関して努力したなと思えるのは、まずはスマホゲームのクラロワ(『クラッシュ・ロワイヤル』)です。

最近は落ち着きましたけど、ガチ勢だったころは深夜にスマホのアラームをセットして宝箱を開封していましたし、今でも配信や番組収録中に反応が鈍かったりするときは「ひろゆき、また宝箱を開けてるんだな」と思ってもらって差し支えありません。

あと、位置情報ゲームの『Ingress』にハマっていた時期は、とにかく歩き回っていました。例えば、渋谷で取材があったら次の打ち合わせのある銀座まで徒歩移動します。

IngressはスマホのGPSと連動した陣取りゲームで、人口密度の多い地域を徒歩で移動するのが効率の良い攻略法です。なので、これにハマっていた時期は1日15㎞ぐらい歩いてて、この時期に「ひろゆき、痩せた?」と言われていたのは、ほぼIngressの効果だったりします。

■あのゲームの新作が発売されると......

クラロワやIngressは、スマホゲームなので基本的に歩きながらでも遊べます。歩くだけだと無駄な時間になりがちなので、これはこれで時間の有効活用だと思っています。

もちろん、パソコンのゲームだとこうはなりません。僕の好きなゲームに『シドマイヤーズ シヴィライゼーション』シリーズがあります。街や技術を発展させつつ、強力な軍隊を作り、国家を繁栄させるというターン制のストラテジーゲームです。

通常、この手のゲームには「強い鉄砲を開発して量産すればなんとかなる!」といった攻略するための黄金パターンがあるんですけど、シヴィライゼーションではそれが通用しません。例えば、マスケット銃を大量生産しても、その火薬用の硝石が足りなくなってしまうのです。

で、硝石をどう確保するのか? というような対応をターンごとに迫られ、気がつくと朝になっているほど本気で遊んでしまいます。

この手のゲームは大好きだし、そこそこ得意なんですけど、それでも全体を把握しきれないほどのボリュームで、中毒性も高いのです。なので、シドマイヤーズ シヴィライゼーションの新作が発売されると、高確率で音信不通になる、おいらだったりします。

構成/直井裕太 撮影/榊 智朗