3月13日、アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝の第2戦で、横浜F・マリノスと山東泰山が、横浜国際総合競技場で相まみえる。

 済南オリンピック・スポーツセンター・スタジアムで行なわれた第1戦は、横浜が2−1で勝利。山東泰山はビハインドを負った状態で敵地に乗り込むわけだが、同じ状況で迎えたラウンド16で川崎フロンターレを逆転で下しており、中国側は希望を抱いているようだ。

 同国のポータルサイト『搜狐』は決戦を前に「泰山が奇跡を起こすか」と題した記事を掲載。「特筆すべきは、泰山がアウェーで同じ日本の川崎フロンターレに逆転した点だ」と主張し、そのうえで、最重要トピックの1つとして、第1戦は怪我で欠場した絶対エースの状態に焦点を当てた。
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「チェ・ガンヒ監督のチームが奇跡を再現できるかどうかは、おそらくクリサン次第だろう。彼はカムバックできるか? ラインナップにおいて横浜は泰山よりも遥かに優れている。主力に怪我人がいない。クリサンがプレーできるかはまだ分からない。このブラジリアンは直近2試合を欠場している。

 彼がピッチに立てるか、どのくらいプレーできるかは、試合結果に決定的な影響を与えるだろう。川崎とのラウンド16で、泰山が奇跡の逆転突破を果たしたのは、クリサンの2つのアウェーゴールのおかげだった。チームレベルに加え、横浜の選手の心理レベルにも非常に大きな影響を与える」

 同メディアはまた、日本の難敵撃破に燃える韓国人指揮官が、前日練習で取った奇策に着目。こう付け加えた。

「興味深いのは、試合前のトレーニングで、5人の若手のみを送り込み、簡単なパス練習をさせたことだ。ボールさえも会場から借りたもので、主力は別の場所で行なった。チェ・ガンヒ監督は明らかに、情報を外部に知られたくないようだ。情報戦もここまできたか。泰山の勝利へのメンタリティの強さは想像に難くない」

 果たして、日中決戦を制すのはどちらか。大いに注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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