現地時間3月21日に開催された北中米ワールドカップのアジア2次予選第3節で、韓国代表はタイ代表とホームで対戦。42分にソン・フンミンのゴ―ルで先制するも、61分に被弾し、格下相手にまさかの1−1ドローに終わった。
【動画】ソン・フンミンがタイ戦で決めた鮮やかな先制ゴール
 26日に敵地での再戦が残されているものの、この引き分けによって、韓国はFIFAランキングがアジア内4位に転落する可能性が高くなった。

 韓国メディア『Ilgan Sports』は「タイ戦、屈辱のドローの後の嵐。韓国はFIFAランキング アジア4位の墜落危機」と見出しを打った記事を掲載。次のように伝えている。

「韓国代表はFIFAランク101位のタイと引き分けに終わり、アジア4位に墜落する危機に追い込まれた。3月にあと1試合を残した中、リアルタイムのランキングはオーストラリアに抜かれ、アジアの4番目に落ちた状況だ。順位を再び上げることができなければ、韓国はワールドカップ最終予選でも厳しい組分けが避けられない」
 
 記事によれば、韓国は格下タイとの引き分けで7.47ポイントがマイナスされ、22位から24位に転落。レバノンを2−0で破って4.62ポイントを積み上げたオーストラリアが23位を維持し、現時点でのランキングで日本(18位)、イラン(20位)、オーストラリアに次ぐアジア4位に成り下がっているという。

 同メディアは「FIFAランキングが9月から始まるワールドカップ最終予選(3グループ)の組分けの基準になる可能性が大きいという点で致命的かもしれない。アジア4位のままなら、日本やイラン、オーストラリアなどのチームと無条件に対戦しなければならないからだ」と懸念を示している。

 そして、「もちろん日本やイラン、オーストラリアなど他のチームも残りの予選で躓き、順位が逆転する可能性はある。すぐに来る第4節でも韓国がタイを破り、オーストラリアがレバノンとのアウェー戦で引き分け以下にとどまると再逆転が可能だ」としつつ、韓国代表の現状をこう憂いている。

「しかし、自力でトップシード(トップ3)を獲得できない場合、ワールドカップに向かう旅はさらに難しくなる可能性がある。最近の代表チームのパフォーマンスを振り返れば、不安感はさらに大きくなる」と指摘している。

 まさかの状況に衝撃が広がっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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