4月13日に開催されたプレミアリーグ第33節で、降格圏の18位に沈むルートンは、激しい優勝争いを繰り広げる3位のマンチェスター・シティと敵地で対戦。3戦連続で先発に名を連ねた橋岡大樹が、3CBの一角に入った。

 前節にリーグ戦11試合ぶりの白星を挙げたルートンは、開始65秒でいきなり先制を許す。デ・ブライネのパスで抜け出したハーランドのシュートを、守護神カミンスキがビッグセーブで一度は防いだものの、二次攻撃から再びハーランドにシュートを浴びると、ブロックに入った橋岡の顔面に直撃。これがゴールへ吸い込まれ、オウンゴールとなった。

 以降も、45分間でシュート数は0対19とほぼ一方的に攻められたものの、橋岡の渾身の守備もあり、前半は追加点を許さず。0−1でハーフタイムに突入する。
【画像】なんとも不運…怪物ハーランドの超豪快シュートが橋岡の顔面直撃→オウンゴール
 後半に入っても我慢の時間が続き、耐えに耐えていたが、64分にショートコーナーからコバチッチのスーパーゴールで失点。勝点獲得が遠のく追加点を奪われる。

 さらに76分、オニェディンマがドクをペナルティエリア内で倒してしまい、PKを献上。これをハーランドにカミンスキの逆をつくキックで決められ、リードを広げられる。

 その後、81分にショートカウンターからバークリーが意地の1点を奪い、2点差としたのも束の間、87分にドク、90+3分にグバルディオルにネットを揺らされ、万事休す。

 結局1−5でタイムアップを迎え、今冬に加入した日本代表DFがデビューした2月のFAカップ5回戦(2−6)に続き、完敗を喫した。

 一方、確実に勝点3を積み上げたシティは、翌日に今節を戦うアーセナルとリバプールをかわし、暫定で首位に浮上した。

 なお、不運なオウンゴール後に脳震盪の疑いでピッチを離れるも、ほどなくして戻り、プレーを再開していた橋岡はフル出場。王者を相手に最後の最後まで奮戦した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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