4月28日に開催されたプレミアリーグ第35節で、冨安健洋を擁する暫定首位のアーセナルは、5位の宿敵トッテナムと敵地で対戦。3−0で折り返した後、守護神ダビド・ラジャのミスと、デクラン・ライスが与えたPKから失点し、最終的には接戦となった試合を3−2で制した。

 冨安は先発復帰した5日前のチェルシー戦(5−0)と同様に左SBに入り、フル出場。デヤン・クルセフススキやブレナン・ジョンソンらにやや手を焼きながらも、タフに守り抜いた。またCK時、自身をマークしていたピエール=エミル・ホイビェアとの激しい競り合いの末に、オウンゴールを誘発するなど、攻撃面でも貢献した。

 地元メディア『The Standard』は「堅実なパフォーマンスで、今のアーセナルで最高の左サイドバックに見える」と称賛したチェルシー戦に続いて、採点記事で7点を付与。同様の評価をしている。

「チェルシーに勝った後もポジションを確保し、アーセナル最高の左サイドバックのようだ。後半開始早々、フリーキックからのチャンスを逃した」
【動画】冨安が競り合いからオウンゴールを誘発
 一方、『football.london』は6点で、『The Standard』に比べるとシビアに評した。

「序盤の攻防戦では少し杜撰な部分があったが、ゲームが進むにつれて大きく改善。1対1のデュエルで非常に堅実だった。ただ、球際では必ずしもベストではなかった」

 怪我を乗り越え、プレータイムを確実に伸ばしている冨安。20年ぶりのプレミアリーグ制覇へ、勝負のラスト3試合でも勝利に繋がるパフォーマンスを披露できるか。

 得点チャンスも迎えているなかで、チェルシー戦で2発を叩き込んだ右SBベン・ホワイトのように、ゴールも決められれば言うことなしだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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