2024年5月19日、東京ヴェルディがFC町田ゼルビアに0-5と大敗。しかし、試合を振り返れば、良い入りをしたのは東京Vのほうだった。城福浩監督も次のように証言している。

「これは私の問題と最初に断っておきます。試合の入りはすごく良かったです。ところが、我々が用意したFKを本来蹴るはずじゃない選手が蹴ったんですよ。我々の準備した状況とは違うものを引き出してしまったのは自分の責任。コントロールがきいてなかった」

 ある種のアクシデントがチームの歯車を狂わせ、11分のオウンゴールに繋がったと城福監督はきっとそう主張したいのだろう。もちろん失点のきっかけはそれだけではない。
 
「ボールが出たのかと思ったら出ていなかったり、ちょっとした油断ですよね。そこでプレーを切ってしまう。スローインのところもボールホルダーのマークを外してしまったり…」

 町田に押し込まれた状況でゴールを許したシーンを振り返り、城福監督はこう言っていた。0-5と敗戦を喫した背景に、知られざるアクシデントがあったことは見逃せない。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!

【記事】「内田と違い、怠けずに」内田篤人、引退を発表した長谷部誠からの連絡明かす「口には出さないんですけど...」

【記事】「ヴェルトクラッセ」世界的な名手ふたりの礎を築いたドイツ人監督が元日本代表キャプテンを絶賛「あれで40歳は信じられない」