アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、バイエルン戦を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。


 チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝セカンドレグが17日に行われ、アーセナルはバイエルンと対戦。ファーストレグを2−2で折り返して迎えた一戦は63分にジョシュア・キミッヒにゴールを奪われ、0−1で敗戦。2試合合計2−3となり、敗退となった。


 試合後、アルテタ監督はイギリスメディア『TNT Sports』で「今、ドレッシングルームはがっかりしていて、とても落ち込んでいる。彼らを元気づける適切な言葉が見つからない。そうしたいけれどね」と落胆を口にしつつ、次のように振り返った。


「私たちは豊富な経験を持っているチームに挑んだ。2試合を通して、点差は非常に小さかった。私たちの方が優れている瞬間もあったが、彼らに2ゴールを与えてしまったことが、大きなアドバンテージとなってしまった」


「今日は誤差がなかった。ボックス内の守備で大きなミスをしてしまい、失点してしまった。その後にいろいろな方法で挑戦したが、難しかった。この旅に連れていってくれたのは選手たちなので、今は選手たちの側にいてサポートする時だ」


 7シーズンぶりのCL出場で14季ぶりに準々決勝まで進出したアーセナルだったが、ここで敗退となったことにアルテタ監督は、「このクラブは7年間チャンピオンズリーグに出場していない」としつつ、「1年目から準決勝や決勝に進出することを心から望んでいた」ことを明かしながら、今後の戦いに向けて切り替えなければならないことを強調した。


「他のクラブを見てみれば、そこに到達するためには6年か7年かかることがわかるだろう。私たちはかなり近づいていたけど、これが現実だ。今夜痛みを乗り越えて、明日起きた時にはここに来た時と同じ態度で臨まなければならない」