◆AFC U23アジアカップ カタール2024

■準々決勝

会場:ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム/2024年4月25日(木)23:00キックオフ


 アジアサッカー連盟(AFC)は25日、同日に行われる「AFC U23アジアカップ カタール2024」の準々決勝・U−23カタール代表戦に臨むU−23日本代表のスターティングメンバーを発表した。


 パリオリンピック2024(パリ五輪)の出場権を懸けた今大会も、いよいよ決勝トーナメントの戦いに突入する。決勝トーナメントは8チームによって争われる。パリ五輪のアジア枠は『3.5』となっており、上位3チームが本大会へストレートイン。4チーム目はアフリカ予選の4位チーム(U−23ギニア代表)とのプレーオフに回る。言い換えると、決勝進出を決めた時点でパリ行きが確定し、準決勝で敗れたチームも、3位決定戦で勝利すればパリ行きの切符を掴むことができる。


 今大会、U−23日本代表はグループBに組み込まれた。16日に行われた第1節ではU−23中国代表と対戦。前半途中にDF西尾隆矢が退場処分となったこともあり、長時間数的不利での戦いを強いられたが、8分にMF松木玖生が挙げた先制点を守り切る形で1−0と逃げ切りに成功した。19日に行われた第2節のU−23UAE代表戦では、前半にDF木村誠二、後半にMF川﨑颯太が得点を挙げ、2−0と完勝。2連勝を飾り、早々とグループステージ突破を決めていた。


 首位通過を懸けて22日に行われたU−23韓国代表戦は、立ち上がりからU−23韓国代表のコンパクトな守備陣形を崩すことができず、75分にセットプレーから失点。その後は猛攻を見せたものの、最後まで1点が遠く、今大会初黒星を喫した。この結果、U−23日本代表はグループBを2位で通過。決勝トーナメント1回戦にあたる準々決勝では、開催国のU−23カタール代表と対戦する。


 U−23カタール代表は、グループAで2勝1分の成績を残し、首位通過を果たした。大会のホスト国という最大の利点を活かしつつ、狙うは1992年のバルセロナオリンピック以来となる2度目の五輪出場。昨年9月には第19回アジア競技大会のグループステージでU−23日本代表と相まみえており、当時はU−23日本代表が3−1で勝利していた。


 当時に続く“対カタール”連勝を狙うU−23日本代表。チームを率いる大岩剛監督は、U−23韓国代表戦から中2日で迎えるU−23カタール代表戦に向けて、スターティングメンバー10名を変更。DF高井幸大のみが連戦で先発に名を連ねる形となった。メンバーが近いのは第1節U−23中国代表戦。当時と比較すると、DF木村誠二、DF大畑歩夢、MF佐藤恵允が新たにスタメンに入った。


 試合はこの後23:00キックオフ予定。試合の模様はNHK総合にて全国生中継および、DAZN・NHKプラスにて生配信される。


 U−23日本代表のスターティングメンバーは下記の通り。


◆■U−23日本代表

<スタメン>

▼GK

1 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)

▼DF

4 関根大輝(柏レイソル)

5 木村誠二(サガン鳥栖)

22 高井幸大(川崎フロンターレ)

21 大畑歩夢(浦和レッズ)

▼MF

8 藤田譲瑠チマ(シント・トロイデン/ベルギー)

7 山本理仁(シント・トロイデン/ベルギー)

17 松木玖生(FC東京)

▼FW

11 山田楓喜(東京ヴェルディ)

19 細谷真大(柏レイソル)

10 佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ)

<ベンチ>

▽GK

12 野澤大志ブランドン(FC東京)

23 山田大樹(鹿島アントラーズ)

▽DF

2 半田陸(ガンバ大阪)

15 鈴木海音(ジュビロ磐田)

16 内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)


▽MF

6 川﨑颯太(京都サンガF.C.)

13 荒木遼太郎(FC東京)

14 田中聡(湘南ベルマーレ)

▽FW

9 藤尾翔太(FC町田ゼルビア)

18 内野航太郎(筑波大学)

20 平河悠(FC町田ゼルビア)


<出場停止>

3 西尾隆矢(セレッソ大阪)



【ハイライト動画】グループステージの振り返りはこちらから!