ベルギー代表を率いるドメニコ・テデスコ監督が、レアル・マドリードに所属するGKティボー・クルトワのEURO2024欠場を明らかにした。4月30日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。


 現在31歳のクルトワは今シーズン開幕前に左ひざ前十字じん帯を断裂する重傷を負い、長期離脱を強いられ、ここまで欠場が続いている。それでも、2月末から一部トレーニングに復帰を果たすなど、戦列復帰には近づいていたものの、3月19日に行われたトレーニング中に再び負傷してしまい、検査の結果、右ひざの内側半月板断裂と診断。この影響で、同選手は今シーズン中にプレーする可能性は低いことが報じられている。


 そんなクルトワは昨年12月に「EUROには出場できないだろう」と100パーセントの準備ができていない限り、今年6月から開幕するEURO2024には出場する意思がないことを示唆していた。


 しかし、順調に回復が進んでいるクルトワは今季中に復帰できる可能性が浮上していることから、EURO2024への出場も期待されることとなっているが、テデスコ監督は「この件に関してはすでにすべてが語られている。報復的な状況は望んでいない。私たちは調子のいい選手に注目している」と同大会のメンバーからクルトワを外す意向であることを明言した。