セルティックに所属している古橋亨梧が、4日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第35節ハーツ戦で2ゴールを決めた。


 現在、スコティッシュ・プレミアシップは上位6チームが総当たりで対戦する最終章に突入。前節終了時点で勝ち点「81」を積み上げたセルティックは、2位のレンジャーズに勝ち点差「6」をつけて首位を走っている。3連覇へ向けて負けられない試合が続くなか、今節は3位のハーツをホームに迎えた。


 試合は立ち上がりの4分、セルティックが右コーナーキックを獲得。マット・オライリーが左足で放り込むと、このボールはボックス内で跳ね返されたものの、セカンドボールに旗手怜央が反応。左足でボックス内へ浮き球のボールを送ると、待っていた古橋がヘディングシュートでゴールネットを揺らした。


 続く21分にも古橋が魅せる。敵陣左サイド低い位置で顔を上げたオライリーが左足で浮き球のボールを送ると、最終ラインの背後へ飛び出した古橋がダイレクトボレーを沈める。“エース”のこの日2点目で、セルティックがリードを広げた。


 このまま後半へ折り返すと、セルティックは終盤の87分にPKを獲得。オライリーがゴール右へ叩き込み、決定的な3点目を奪った。


 試合はこのままタイムアップ。古橋の2ゴールもあって3−0と快勝したセルティックが、今節を未だ消化していない2位のレンジャーズとの勝ち点差を「6」に広げ、ライバルにプレッシャーをかけた。


 なお、この試合で2得点を決めた古橋は、今季のスコティッシュ・プレミアシップでの得点数が13に到達。チーム内ではオライリーの14点に次ぐ数字で、リーグ全体の得点ランキングでも7位に浮上した。公式戦通算ではこれで18ゴール目となっている。


 古橋は72分までプレーした。セルティックに所属する旗手も先発でプレーし、岩田智輝との交代で71分にピッチを後に。ハムストリングの負傷により今季中の復帰が絶望的と見られていた前田大然も、驚異的なスピードで回復を果たし、72分から途中出場。ハーツに所属している小田裕太郎は72分から、田川亨介は82分からピッチに送り出された。


 セルティックは11日、次節のスコティッシュ・プレミアシップで、ホームで優勝を懸けてレンジャーズとの“オールドファーム”に臨む。一方、ハーツは同じく11日、ダンディーFCをホームに迎える。


【スコア】

セルティック 3−0 ハーツ


【得点者】

1−0 4分 古橋亨梧(セルティック)

2−0 21分 古橋亨梧(セルティック)

3−0 87分 マット・オライリー(PK/セルティック)