かつてリヴァプール一筋でプレーした元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏が、マンチェスター・ユナイテッドの問題点を指摘した。6日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 プレミアリーグ第36節が6日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドは敵地でクリスタル・パレスと対戦。前半に2失点を喫すると、後半にも2失点を喫し、0−4で敗れた。この結果、マンチェスター・ユナイテッドは8位に転落したほか、全公式戦「81」失点は1976−77シーズンと並ぶ単一シーズンでの最多失点記録となり、リーグ戦「13」敗もプレミアリーグではクラブ史上最多となってしまった。


 守備陣に負傷者が続出していることもあるが、『スカイスポーツ』によると、2024年に入ってからのプレミアリーグでの彼シュート本数は「317」本と20クラブで最多を記録するなど、守備面で大きな問題を抱えていることも明らかになっている。


 そんななか、試合後にキャラガー氏は「これはプレミアリーグで最も監督が不十分なチームの一つだ」と就任2シーズン目を迎えているエリック・テン・ハフ監督の手腕を批判しながら、次のように続けた。


「これは意見ではなく、事実だ。彼らが守備面でリーグ最下位で、(降格決定の)シェフィールド・ユナイテッドよりも低いのを見ればそれがわかる。数字がそれを物語っている。今夜ユナイテッドがどのように勝つか見当もつかなかった。パレスが1−0か2−0で勝つだろうと思っていた。だが、マンチェスター・ユナイテッド以外のどのチームもクリスタル・パレスに0−4で負けるはずがない」


「もしマンチェスター・ユナイテッドのU−23チームが、アカデミーを出てマンチェスター・ユナイテッドにいて、プレーするように言われたとしても、それでも私は0−4で負けるとは思わないだろう」


「私は監督やコーチにはなったことはないけど、選手であり、トップコーチから指導を受けてきたが、私が見ているもののいくつかは完全に間違っている」