イングランドサッカー協会(FA)は18日、来シーズンからのFAカップにおける再試合制度を廃止すると発表した


 今回、FAとプレミアリーグはFAカップのフォーマットを強化し、新しい独占的なカレンダーウインドウを設けるという新たな締結に合意。これまで4回戦まで再試合が行われていたFAカップのフォーマットが変更となり、来シーズンからの最低6年間は1回戦から再試合が廃止されるという。さらに、過去5シーズンにわたってミッドウィークに開催されていた5回戦を含め、全ラウンドが週末に開催されることになった。


 また、1回戦からリーグ1(3部)とリーグ2(4部)のチームが参加し、3回戦からはチャンピオンシップ(2部)とプレミアリーグ(1部)のチームが参加する。加えて、4回戦と5回戦、そして準々決勝が初めてプレミアリーグの試合と重なることなく開催。決勝前日の金曜日にはプレミアリーグの試合が行われないことが決まった。


 FAの最高経営責任者であるマーク・ブリンガム氏は、「将来に向けて強力なフォーマットを確保することが重要である」と変更の理由を説明。プレミアリーグの最高経営責任者であるリチャード・マスターズ氏は、「FAとプレミアリーグはノックアウト方式の興奮を損なうことなく、より特別な週末を提供するために協力してきた。これは試合全体の混雑を緩和すると同時に達成された」とコメントしている。