昨夏のワールドシリーズを制したポニー日本代表

硬式野球「ポニーリーグ」のポニー(U−14)日本代表ヘッドコーチに関メディベースボール学院中等部(兵庫県西宮市)の井戸伸年監督(47)が就任することが分かった。

ポニーリーグはアメリカが発祥で、現在は世界各国に普及。毎年ワールドシリーズが開催されており、米ペンシルべニア州で開催された昨年はポニー日本代表が10年ぶり2度目の優勝を飾った。

連覇を狙う今年も8月に開催予定で、まずは6月にフィリピンで行われるアジアパシフィックゾーン・チャンピオンシップトーナメント(AP大会)を勝ち上がる必要がある。

関メディからは、コルト(U−16)日本代表に川口壱茶、谷口康介の2人、ポニー(U−14)日本代表に國本魁人、本田俊、石野稜眞の3人が選出されており、井戸氏はポニーのヘッドコーチとして自チームの教え子も含めた日本代表選手たちを指導する。

関メディは昨年3月まで所属していた「ヤングリーグ」の第31回春季大会で優勝し、4月にポニーリーグに転籍すると7月の第49回全日本選手権大会でもいきなり優勝。さらに12月の第11回育成会ドリームカップも制し、今年3月に沖縄で行われた第8回全日本選抜中学硬式野球大会でも優勝した。今やポニーリーグを代表する強豪のひとつだ。

自身もプロ入り前に渡米してホワイトソックスのマイナーでプレーした経験を持つ井戸氏には「優勝請負人」として期待がかかる。大谷翔平の活躍を持ち出すまでもなく、今は野球で世界を目指せる時代。ワールドシリーズ連覇を目指す熱い戦いはもうすぐ始まる。

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