2024年4月1日(月)〜7日(日)新宿シアタートップスにて、一色洋平×小沢道成の二人芝居『漸近線、重なれ』が上演される。この度、本作の創作活動の一環として稽古場にてワークインプログレスを開催することが決定した。

「漸近線(ぜんきんせん)」は数学用語で、グラフ上に曲線があった時、その曲線と限りなく距離が近づくが、決して交わらない直線のこと。本作では、住人たちが時と共に入れ替わっていくアパートを舞台に、毎年訪れる4月を数年に渡って描く。人々は何を機にそこで暮らし、離れ、そして離れた後そこには何が蓄積されていくのか。年月を積み重ねるからこそ獲得できるもの・失うものたちを、温かみとエンターテインメント性を共存させる演出、そして小劇場空間にしてダイナミックな舞台美術で魅了する。

一色洋平

一色洋平

小沢道成

小沢道成

そして今回の企画のコンセプトのひとつとして、人の体温を感じられる小空間で満足度の高い作品づくりを行うことを目標としており、コロナ禍で失った、観客とふれあい対話する機会を取り戻すために稽古場でのワークインプログレスを行うとのこと。稽古場で二人の創作過程を見学してもらい、参加者を交えてディスカッションを行うことで、多様な考え方を作品に反映できる時間をつくる。

演劇に携わっている方、観るのが好きな方、様々なモチベーションの方に参加をして欲しいそうなので、この機会を逃さないでおこう。