NHKでニュース番組を担当した横尾泰輔アナウンサー(49)が3月いっぱいで退局していたことが19日、分かった。

 NHK関係者は「3月に辞めました。大学で学びたいと話していたと聞いています」と語った。

 自身のX(旧ツイッター)では「先月(3月)末をもちましてNHKを退職しました」と報告。「取材や番組、研究会・勉強会などでお世話になった皆様、職場の皆様、そして視聴者・リスナーの皆様、長きに渡り誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます」とつづった。

 今春からは神戸大学法科大学院(ロースクール)で法律を学び始めたことも伝え「災害報道の実務、防災情報の研究なども生かし、災害対応や危機管理、再建支援を担える法曹を目指します。40代ラストからの挑戦ですが、頑張ります」と熱い思いを記していた。

 

 横浜市出身。早大第二文学部を卒業後、1998年にNHKに入局。青森、仙台放送局で勤務したほか、東京では正午のニュースのほか定時のニュース、「おはよう日本」などを担当した。

 2011年3月11日の東日本大震災当日では東京のスタジオから第一報を伝え、避難を呼び掛けた。その後、緊急時の避難呼び掛けのマニュアル改定に尽力。今年元日に発生した能登半島地震の際のアナウンサーの強い口調の避難呼び掛けなどで使用された。