元宮崎県知事で衆院議員も務めた東国原英夫氏(66)が6日、TBS系「ゴゴスマ〜GO GO!smile〜」(月〜金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、山梨県・富士河口湖町で人気になっている富士山の撮影スポットをめぐる問題について、自身の見解を語った。

 ローソンの店舗の屋根越しに見える富士山と青空が格好の撮影スポットだとして、主に外国人観光客らが多く訪れているが、道路を徒歩で横断して交通の邪魔になったり、観光客によるごみ捨て、付近の違法駐車など、多くの問題が発生した。事態を重くみた自治体は、撮影できないよう黒幕を張る作業を開始した。

 スポットが観光地化した一方で、住民にとっては迷惑となっていたための措置だが、県知事経験のある東国原氏は、「僕はこの自治体の判断、黒幕ですね、僕だったらやらないですね」と異議を唱えた。「日本を代表するコンビニですよね、それに日本を代表する富士山。このコントラストがいいということなんですけど、僕はできたら観光客の方に多く来ていただきたいという考えの持ち主なんですね」と、自身の考えを示した。

 ごみ捨てについては「ごみを片付けるんだったら、ごみを片付ける人の雇用の創出になる」と前向きなアイデアも語った。しかし、付近の交通の安全については「それをどうやって担保するかですよね」と、解決が難しい問題であることを認めた。その上で「ちょっと知恵を絞って、海外から来ていただく方に楽しんでいただきたい。思い出に残して欲しいと、僕は思うタイプですね」と話し、アイデアで回避してほしいとの考えを口にした。

 あらためて、黒幕設置については「もうちょっと違う…黒幕?何か違う対策はないのかなって思ってしまう」と首をひねっていた。