戸田恵子 国民的アニメ主役は制作側の指名で決定「大丈夫かな」と思ったワケ 原作者の反応は「むしろ…」
アンパンマンの声優として知られる戸田はMCのフリーアナウンサー・神田愛花から「オーディションですか」と役が決まった経緯を聞かれると、「私はオーディションじゃなかったんですけど、番組のキャラクターは皆さんオーディションを受けられて、ちょっとアンパンマン役は難航しているみたいなことでいろいろありまして。それで私に白羽の矢が」と説明した。
「本当に偶然と言うかラッキーと言うか」と戸田。MCの「ハライチ」澤部佑が「どういうお気持ちなんですか。最初は」と尋ねると、戸田は「アンパンマンって絵本で見ては知ってたんですけど、私自身は幼児対象の番組を担当したことがなかったので、普通に事務所から一本の仕事として電話があったんです。“今度アンパンマンが決まりましたので、行ってください”って言われて。“アンパンマンですか。アンパンマンの何ですか?”って聞いたら“アンパンマンのアンパンマンです”って言われて。“はぁ、私ですか?”って」と驚いたとした。
「私わりと強めのキャラクターをやることが多かったので、割と丸くて、温厚そうなイメージの役をやるのに、大丈夫かなと思って」と心配したというが、「でも“原作者のやなせ(たかし)先生と監督さんがちゃんと宣材の声を聴いて決めてもらっているので、自信を持ってやってください”ということで」と収録に挑んだと振り返った。
MCの「ハライチ」岩井勇気が「結構ディレクションと言うか、やなせ先生からは何かあったんですか」と問うと、戸田は「初回だけいらしたんですけれども、特に何も」と回答。「むしろばいきんまんの方に気持ちがいってたみたいで。“ばいきんまんのキャラがうまくいかなかったら僕がやろう”ぐらいの。豪語してらしたぐらいで。でももう中尾(隆聖)さんがぴったしの声でおやりになったので、はい」と笑顔で語った。