ドジャース・大谷翔平投手(29)の元通訳で大谷の口座から約1700万ドル(約26億5200万円)を盗んだとする銀行詐欺などの罪で訴追された水原一平被告(39)のスキャンダルが、ドラマ化されると9日(日本時間10日)、複数の米メディアが報じた。

 米「CBSスポーツ」によると、大手制作会社「ライオンズゲート」が制作を発表。プロデューサーはトニー賞受賞歴のあるスコット・デルマン氏が務め、米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレーテッド」の元記者であるアルバート・チェン氏も制作に携わるという。

 チェン氏は「これはピート・ローズ以来、MLB最大のスポーツ賭博スキャンダルであり、その中心にいるのは最大のスター選手だ」とし「私たちは物語の核心、つまり信頼と裏切り、そして富と名声の罠に迫ります」と語った。

 水原被告をめぐっては米司法省が8日(同9日)、大谷の口座から約1700万ドル(約26億5200万円)を盗んだとする銀行詐欺などの罪を認め、司法取引に応じたと発表。連邦地検は刑の軽減を申し入れる。

 また、新たに虚偽の納税申告容疑や、歯の治療と称して6万ドル(約936万円)を大谷から横領していたことも判明した。