パリ五輪出場を決めているサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の池田太監督(53)が27日、パリ視察から帰国した。

 22日に渡仏した指揮官は1次リーグ会場のパリとナント、準々決勝以降で戦う可能性があるリヨンを回り、スタジアムや練習場、ホテルなどを確認。

 終日にはFIFA、IOC関係者とのミーティングも行われた。「ホテルとの距離感、部屋のレイアウトなど細かいところも打ち合わせできたことは有意義だった」と振り返った。

 移動経路も入念にチェックした。1次リーグは第1、3戦がナント、第2戦がパリで行われ、中2日の過密日程で300キロ以上の移動を強いられる。本番と同じ鉄道でシミュレーションした指揮官は「荷物を持つと時間がかかるので、実際の駅の様子をチェックできたのは良かった」とイメージを膨らませていた。