蔚山(ウルサン)HD FCのFWチュ・ミンギュ(33)が、Kリーグ1(1部)第7節MVPに選ばれた。
チュ・ミンギュは4月13日、蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場で行われた江原(カンウォン)FC戦で2ゴール1アシストを記録し、チームを4-0の大勝に導いた。
前半8分、MFイ・ドンギョン(26)のグラウンダークロスを冷静に右足で流し込み、先制点を決めたチュ・ミンギュ。前半42分には逆に、イ・ドンギョンに的確なリターンパスを繋ぎ1アシストを記録した。
活躍はこれにとどまらず、後半15分には勝敗を決定付けるチームの4点目かつ自身2点目に成功させた。チュ・ミンギュは同日生まれた蔚山の4ゴール中3ゴールに関与し、好調ぶりを見せつけた。
蔚山は同日の勝利でベストチームに選出。チュ・ミンギュのほか、蔚山からは得点を挙げたFWオム・ウォンサン(25)とイ・ドンギョン、2試合連続クリーンシートに成功したGKチョ・ヒョヌ(32)がベストイレブンに選ばれた。
なお、蔚山は明日(17日)ホームで行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦で横浜F・マリノスと対戦する予定だ。
ベストマッチは、13日にソウルワールドカップ競技場で行われたFCソウル対浦項(ポハン)スティーラーズ戦だ。
試合は前半14分に元ベガルタ仙台のFWホ・ヨンジュン(31)のゴールで浦項が先制するも、アディショナルタイムにFCソウルのFWソン・スンボム(19)が同点弾を決め、勝負を振り出しに戻した。
その後、後半19分にFCソウルがブラジル人FWウィリアン(30)のゴールで逆転するも、浦項がFWイ・ホジェ(23)、さらには元愛媛FC、レノファ山口、カマタマーレ讃岐のDFパク・チャニョン(28)の連続得点で再勝ち越し。
そして、アディショナルタイムにFWチョン・ジェヒ(29)がダメ押しの得点を加え、浦項の4-2の勝利で終了した。
Kリーグ2(2部)第7節のMVPはFC安養(アニャン)のブラジル人FWマテウス(26)だ。
マテウスは13日、釜山(プサン)アジアド主競技場で行われた釜山アイパーク戦で1ゴール1アシストを記録した。
マテウスは前半11分、精巧な左足シュートで先制ゴールを記録し、前半26分にはMFホン・チャンボム(25)の得点をアシストするなど、攻撃面で活躍を披露した。
安養と釜山の試合はベストマッチにも選ばれた。安養はマテウスの先制点を皮切りに、ホン・チャンボムとブラジル人FWダンルレイ(28)も得点するなど、前半だけで3得点を挙げた。
対する釜山は後半12分のMFイ・ドンス(29)の得点を皮切りに、後半33分に相手のオウンゴール、後半39分にFWチョン・ジヒョン(24)の劇的な同点弾で勝敗のバランスを取り戻すも、後半45分に元大分トリニータのMFキム・ジョンヒョン(30)が痛快な決勝ゴールを決めた安養が、4-3で勝利した。
安養は同日の勝利で4連勝をマークし、Kリーグ2首位の座をキープしたことで、ベストチームにも選ばれた。
以下、Kリーグ1及びKリーグ2第2節のベストイレブン。

―Kリーグ1
FW:チュ・ミンギュ(蔚山HD FC)、ソン・ミンギュ(全北現代モータース)
MF:キム・ヒョンウク(金泉尚武)、イ・ドンギョン(蔚山HD FC)、イ・ジェウォン(水原FC)、オム・ウォンサン(蔚山HD FC)
DF:ヴァンデルソン(浦項スティーラーズ)、パク・チャニョン(浦項スティーラーズ)、キム・ボンス(金泉尚武)、キム・テファン(全北現代モータース)
GK:チョ・ヒョヌ(蔚山HD FC)
―Kリーグ2
FW:マテウス(FC安養)、ダンルレイ(FC安養)
MF:ソン・ソギョン(水原三星ブルーウィングス)、キム・ジョンソク(忠南牙山FC)、ホン・チャンボム(FC安養)、パウリーニョ(天安シティFC)
DF:チャン・ホイク(水原三星ブルーウィングス)、パク・ビョンヒョン(忠南牙山FC)、チョ・ユンソン(水原三星ブルーウィングス)、チュ・ヒョヌ(FC安養)
GK:キム・ダソル(FC安養)
(文=ピッチコミュニケーションズ)