JRAは6日、第84回桜花賞(GI、芝1600m)の前日最終オッズを発表した。

無敗の桜花賞馬を目指すアスコリピチェーノ(牝3、美浦・黒岩陽一厩舎)が単勝3.3倍で1番人気、阪神JF2着で逆転を狙うステレンボッシュ(牝3、美浦・国枝栄厩舎)が単勝5.1倍で2番人気。

以下、コラソンビート(牝3、美浦・加藤士津八厩舎)が単勝5.9倍で3番人気、クイーンズウォーク(牝3、栗東・中内田充正厩舎)が単勝6.4倍で4番人気。

■好走馬30頭中29頭が「39.9倍以下」

過去10年、1番人気が【2.3.1.4】で、このうち単勝1倍台が【2.1.1.2】。2.0〜3.9倍が【0.2.0.2】と、人気に応える勝利は少ない。ただ4頭の1番人気馬が8枠に入っており、【1.2.0.1】の成績。2020年の2着馬レシステンシア、21年のサトノレイナスは自身より内にいた2番人気馬に先着を許した。2022年はナミュールが大外枠で大敗、2番人気だった8枠16番のサークルオブライフは4着までと、難しい競馬を強いられた結果と言えそうだ。

近年の傾向は外差しがなかなか決まりにくく、このあたりを考慮すればアスコリピチェーノは不利が少なく、まともなら馬券外は考えづらい。

全体で見ると、単勝オッズ39.9倍以下が【9.10.10.53】で40倍以上は【1.0.0.95】。基本的に大荒れはないが、例年5〜8番人気の伏兵が最低1頭は馬券に絡んでおり、中穴の押さえは必須。5〜8番人気【3.3.7.37】のうち、単勝オッズ10.0〜39.9倍なら【2.3.7.24】複勝率33.3%。さらに1〜5枠の馬に限ると【2.2.6.9】複勝率52.9%、複回収値255にアップする。想定8番人気以下で10.0〜39.9倍のラインに入りそうなイフェイオンは、前で渋太い脚を活かせる2枠に入り、妙味をもたらしてくれそうだ。

馬連は(9)アスコリピチェーノ−(12)ステレンボッシュが6.6倍、3連複は(2)クイーンズウォーク−(9)アスコリピチェーノ−(12)ステレンボッシュが12.0倍、3連単は(9)アスコリピチェーノ→(12)ステレンボッシュ→(2)クイーンズウォークが42.9倍で1番人気。アスコリピチェーノが絡まない3連単は(12)ステレンボッシュ→(2)クイーンズウォーク→(8)コラソンビートの組み合わせで139.3倍となっている。

■6日・前日最終オッズ

人気 馬名 単勝
1 アスコリピチェーノ 3.5
2 ステレンボッシュ 5.1
3 コラソンビート 5.9
4 クイーンズウォーク 6.4
5 チェルヴィニア 7.8
6 スウィープフィート 8.6
7 ライトバック 17.6
8 イフェイオン 29.3
9 エトヴプレ 45.4
10 キャットファイト 57.1
11 マスクオールウィン 71.9
12 ハワイアンティアレ 73.2
13 セキトバイースト 74.7
14 セシリエプラージュ 87.1
15 テウメッサ 111.6
16 シカゴスティング 173.0
17 ワイドラトゥール 204.6
18 ショウナンマヌエラ 216.0

※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。

(SPREAD編集部)