ドジャース大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地でのナショナルズ戦に「2番DH」で先発出場。4打数3安打1盗塁と活躍を見せるも、打線が振るわず。チームはわずか5安打で無得点に終わり、0−2で敗れた。

■この試合で最速の173キロを計測

大谷は初回の第1打席、相手先発ジェイク・アービン投手の2球目カットボールをフルスイング。強烈な打球音が球場に響き渡ると、この日最速となる107.9マイル(約173.6キロ)の弾丸ライナーがワンバウンドであっという間に右翼に到達した。

この試合、地元放送局『SportsNet LA』で解説を務めたジェシカ・メンドーサさんは、かつてソフトボールのアメリカ代表選手として2004年のアテネオリンピックと08年の北京オリンピックで金メダルを獲得。左打ちの強打の外野手としても知られていた。メンドーサさんは大谷の打席を振り返り、「彼の打球音が大好き。全く違う音、全く違うスイング、それがすぐにわかる。スタンドでホットドッグを買っていても、一瞬立ち止まる。あれは何だったの?って感じ」と話すと、実況の男性が「冗談でしょ、彼が打つ時は誰も席を立たないよ」と返し、笑いを誘っていた。

大谷はこの試合4打数3安打の固め打ち、今季4個目の盗塁を決めるなど存在感を見せたがチームは敗れている。二塁打、安打、長打数など複数部門でメジャートップに立ち、いよいよ本領発揮となりそうだ。