数々の退場劇を繰り広げてきたヤンキースアーロン・ブーン監督が10日(日本時間11日)、本拠地でのアスレチックス戦で今季2度目の退場処分となった。

ベンチで“静かに立っていただけ”なのに突如、球審から退場を告げられるというハプニングが話題を呼んでいる。

■「これまでで最高のブーン退場劇」

ブーン監督の退場劇は1回表、無死一塁で迎えたアスレチックス2番タイラー・ネビン内野手の打席で起こった。

ヤンキース専門サイト『Talkin’ Yanks』のアップした動画のなかで、主審はベンチにいるブーン監督を厳重注意。「また文句を言ったら退場だ」と言い放ち、マスクをかぶりなおして試合続行……となるかと思いきや、マスクを外して監督に退場を宣告した。

球審は観客のヤジを監督からのものと勘違いした様子。静かにベンチで立っていただけのブーン監督は突然の出来事に、両手を広げて猛抗議。ベンチから飛び出し観客席を指さしながら「俺は何も言っていない!後ろのやつが言ったんだ!!」と必死に弁明するも、主審の判定は覆らず、ブーン監督は退場となった。

この一連の動画を見た現地ファンからは「これまでで最高のブーン退場劇だと心から思う」「ファンを責めるつもりもない」「審判はMLBが何もしないことを知っているので、やりたいことは何でもするだろう」「ロボット審判が待ちきれない」など様々な意見が飛び交い、SNSで大盛り上がりしている。

これでブーン監督は、指揮7年目で通算35回目の退場処分となった。

初回に監督が退場したヤンキースはこの試合で零敗を喫し、0−2で本拠地でのカード初戦を落としている。