ヤクルト村上宗隆内野手は、15日に行われた広島戦に「4番三塁」で先発出場。8回の第4打席に右中間への今季9号ソロを放ち、通算200号ホームランを達成した。

■2022年には56本塁打で三冠王

村上は2017年にドラフト1位でヤクルト入り。2年目の19年に36本塁打を放ちブレイクすると、日本を代表するスラッガーに成長。22年には56本塁打を放ち、史上最年少で三冠王を達成するなど、若くして本塁打を積み重ねてきた。

村上は広島戦の9号で、24歳4カ月で通算200号に到達。これは、西武や巨人などで活躍した清原和博氏が記録した24歳10カ月(1992年)を上回り、史上最年少のスピード記録となった。

将来のメジャー挑戦も視野に入れるなか、村上の一打にはアメリカからも関心が寄せられ、米野球専門ポッドキャスト番組『Talkin’ Baseball』のX(旧ツイッター)は「24歳のムネタカ・ムラカミがNPB史上最年少で200号を達成」と投稿した。

また、ワールド・ベースボール・クラシックを現地取材したショーン・スプラドリング記者は「彼はMLB記録保持者のメル・オット(25歳144日)より1歳以上若い」とMLB記録と比較しながら、村上のスピード記録ぶりに驚きを露わにした。

村上は2025年オフにもポスティングシステムでのメジャー移籍が噂されている。日本での数々の記録を引っ提げて、2年後のメジャー挑戦は見られるのか注目が集まる。