ドジャース大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地ドジャースタジアムでのダイヤモンドバックス戦に「2番DH」で先発出場。初回の第1打席に内野安打で出塁した。

■送球が逸れて、記録は安打に

前日のレッズ戦は、4打数2安打1打点。延長10回にサヨナラ安打を放ち、チームを勝利に導いた大谷。この日も初回から俊足を活かして出塁し、チャンスメークで存在感を見せている。

両チーム無得点の初回、1死走者なしで迎えた第1打席。大谷は相手先発ジョー・マンティプリー投手の初球シンカーをまさかのセーフティバント。タイミングはアウトだったが、捕球したマンティプリーの送球が乱れて記録は内野安打に。後続が打ち取られるも、意表を突くプレーで相手守備をかき回した。

米メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は自身のXで、「月曜日の試合にMLBトップのOPS1.080、長打率.658で出場したショウヘイ・オオタニは、バントをして一塁に到達した。この男にはエゴがない。ドジャースが勝つためには何でもするだろう」と、勝利への姿勢を称えた。

試合は現在2回表が終了し、両チーム得点なし。ドジャース先発の山本由伸投手が立ち上がりから安定した投球を続けている。