伊藤園は、10月1日出荷分から一部のペットボトルやボトル缶、紙パック飲料製品171品と、リーフ製品36品の計207品の希望小売価格および出荷価格を改定する。改定率はプラス2.2%から36.4%。4月11日に発表した。

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「お〜いお茶」600mlPETは160円から180円になり、「お〜いお茶プレミアムティーバッグ」(20袋入り)は400円から420円になる(いずれも税抜)。

対象製品は、大型ペットボトル製品(1L以上)、小・中型ペットボトル製品(1L未満)、ボトル缶製品(220mlから400ml)、紙製品(100mlから1L)、リーフ製品(ティーバッグ茶・顆粒茶)。

伊藤園は、製品の安定的な供給を目指し、これまで生産・輸送・販売などにおけるオペレーションの効率化、生産性の向上といった様々な企業努力を積み重ねてきた。しかし、エネルギー費や物流費・人件費の高騰といった社会・業界全体におけるコストの上昇の継続、また包材などの資材価格や原料価格の高騰などが続いており、これまでの企業努力だけでコストの上昇を吸収し続けることが困難な状況となっているという。

そこで、今回“やむを得ず”、一部の飲料製品とリーフ製品のメーカー希望小売価格および出荷価格を改定するとした。

伊藤園は、「今後も経営理念の“お客様第一主義”のもと、従来以上の企業努力によるコスト削減を継続しつつ、お客様に納得していただける価値や品質を伴った製品の開発・供給に努めてまいります」などとしている。