おにぎり専門店「ほんのり屋」((株)JR東日本クロスステーション)は7月末まで、「おにぎりアイデアグランプリ」受賞3作品を首都圏19店舗で期間限定販売している。

「小倉むすび」(5月13日〜6月2日)、「国産鶏のオムライスむすび」(6月10〜30日)、「焼きサバのバジルむすび」(7月8〜28日)の3品で、価格は250〜380円(税込)。販売目標は、全店で1日当たり1,000個と、定番品並みの水準だ。

販売に先立ち記者向け試食会を開催。坂下佳久常務は「受賞作品を基に、商品開発担当者が店舗で調理しやすく改良し、品と同じ三角形・サイズに改めた」とし、ヒット商品の誕生に期待感を示した。

同グランプリは農林水産省が官民で推進する「食から日本を考える」がテーマの運動「ニッポンフードシフト」の一環で、おにぎりをテーマにしたレシピコンテスト。“遊べる本屋”ヴィレッジヴァンガード(ヴィレバン)店員からレシピを募集したものだ。

農水省・食料安全保障室の宮長郁夫室長は「過疎化などにより、食と農の距離が開いている。今後の日本を担うZ世代が、食と農を考えるきっかけとしてニッポンフードシフトを活用してほしい。3商品とも若者が手に取りやすい商品だ」とした。

〈大豆油糧日報2024年5月13日付〉