ゴールデンウィークが近づいてきて、旅行や帰省に出かける人は、現地の天気予報が気になっていることでしょう。こうした中、気象庁は22日午後、「高温に関する早期天候情報」を発表しました。

対象は四国、九州北部、九州南部、奄美地方、沖縄地方で、いずれも4月28日(日)頃からの5日間程度、この時期としては気温がかなり高くなると予想される、とするものです。九州や四国でも連日、25度以上の夏日となる所があり、特に北日本から出かける方などはかなり暑く感じられそうです。

また、こうした地域は前線が近くに停滞しやすいため曇りや雨の日が多く、湿気も多くなるでしょう。旅先で体調を崩さないようお気を付けください。

気象庁22日午前11時発表の全国の週間予報。西日本は曇りや雨の日が多い。

ところで、この「高温(低温)に関する早期天候情報」はよく「10年に一度の高温(低温)」という表現をされます。

この「10年に一度」ってどういう意味?

これはどういうことかというと、その地域でその期間(5日間)に予想される平均気温が、その地域でその期間に「10年に一度しか起きないくらい高い(低い)」となる確率が「30%以上ある」という時に出される情報だからです。情報が発表されるのは月曜日と木曜日で、6日先から14日先までの期間内に、上記のような状況になると予想される時に地域単位で出されます。

旅行などに出かける際は、日程が近づいてきたらこの情報が出ているかどうかぜひ確認してみてください。