こどもの日の5日、宮城県内の行楽地やイベント会場は多くの家族連れなどで賑わいました。

東松島市では鯉のぼりを掲げる催しが開かれ全国から寄せられたおよそ550匹の青い鯉のぼりが青空を泳ぎました。

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この催しは、震災で母親と祖父母、それに当時5歳だった弟を亡くした伊藤健人さんらが追悼と復興の願いを込めて毎年行っています。

男の子:
「風も吹いていてちゃんと泳いでいるみたい」
伊藤健人さん:
「全国からいただいた時の支援もあるんですけれど、それに対する恩返しという思いもあります」

会場では地元の和太鼓グループによる演奏も披露されました。

仙台市太白区の八木山ベニーランドにも多くの家族連れが訪れ、メリーゴーランドやコーヒーカップなどのアトラクションを楽しんでいました。

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子ども:
「面白かった。ぐるぐる回っていたから」

訪れた人:
「きょうだけ休みが取れたので家族で遠出ができたのでよかった」

八木山ベニーランドではゴールデンウイーク期間中、1日でおよそ5000人が訪れているということです。

一方、栗原市花山では江戸時代から300年以上続く花山鉄砲まつりが行われ陣羽織に身を包んだ鉄砲組が通りを練り歩きました。

また、12人の鉄砲組が子どもの健やかな成長や五穀豊穣などを願い古式技法に則った火縄銃の演武を披露しました。

子ども:
「音も迫力もあって凄かった」

山々に響き渡る銃声に観客は驚いたり、拍手を送ったりしていました。