関東から西ではヒノキ花粉が多く飛び始めている所があります。一方、東北は明日25日もスギ花粉が「非常に多く」飛びそうです。各地でまだまだ対策が欠かせません。

関東以西 スギ花粉はそろそろ終盤 ヒノキ花粉へ移行中

関東から西ではスギ花粉のピークを越えつつあり、ヒノキの花粉に移行してきている所があります。東京都アレルギー情報naviのデータによると、20日頃からは東京の多摩地区でスギ花粉よりヒノキ花粉が多く飛んだ所もあります。

明日25日の花粉飛散予測マップを見ても、関東や九州などはヒノキ花粉の飛散が多くなっています。スギ花粉も減少傾向ではあるものの、関東や東海などではまだかなり多く飛ぶ見込みです。

一方、東北にはヒノキがほとんどないため、スギ花粉が中心です。明日もスギ花粉が非常に多く飛ぶ所が多いでしょう。

雨の後に大量飛散

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この先の飛散予測を見ると、広く雨の降る26日は各地とも飛散量が減りますが、雨の翌日の27日は一気に飛ぶ量が増える見込みです。特に東北、北陸、関東、東海は「非常に多い」ランクの所がほとんどです。

29日は再び雨の降る所が多いため、花粉が減る傾向ですが、関東や東海などはそれでも「多い」レベルです。雨でも油断せずにしっかり対策をしてください。

近畿〜九州はこの先「非常に多い」日はありませんが、雨の翌日は多めに飛ぶ予想です。

花粉が飛びやすい条件は?

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花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。

①「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。

②「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。

③「雨の翌日以降や気温の高い日が2〜3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2〜3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。

花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。